空間情報デザイン研究室
空間情報デザイン研究室 小林一郎
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2010.09.05  事のパリ

実はもうパリにはいないが,
もう少しパリでの話を続けます.
電車の見学中の出来事2題



電停のベンチで昼食用のリンゴでも食べようと,辺りを眺めていると,バイクの青年を,警察官が尋問し始めた.パトカーに乗っていた婦人警察官も降りてきた.私の中で,十分に緊張感が走る.

2,3ヶ月前フランスのあるところで,警戒中のパトカーが,いきなり発砲され婦人警官が射殺された.フランス最初の銃による殉職婦人警官とかで,大統領まで追悼に参加した.印象深い出来事だった.それにしても,婦人警官はみんなカッコイイですね.お腹が出てないフランス人はきっと少数派だと思います.

この話には,大変面白い後日談がある.彼女には,生まれたばかりの子供までいたので,大半の人の涙を誘った.ところが,ある市の職員が,弔意を強制されることに異議を唱えた.「公務員が公務中に死んだだけだ.」ということらしい.確かに,消防士にしろ,土木の公務員にしろ,公務中になくなることは,あり得る話だ.それなのに,彼女だけが尊敬され,国民全員が哀悼の意を表す必要はあるのかという問いかけだ.いかにももフランス人らしい頑固さではある.

さて,次は,ちょっとした事故.T3のとある電停で,周辺を探索していると,大きな急ブレーキ音の後に,バンという乾いた音がした.みれば,横断中のバスに車が突っ込んだ.ギリギリ・アウトということなので,バスは小破,車は中破(ただし自力で移動した).緩やかな下りの続く道なので,飛ばしていたはずだ.

パリもこの辺りになると,結構車は飛ばしている.パリの車は人を見たらみんな停まってくれるというのは,あまり,信じない方がいいと思う.夏の日は長いのだから,青信号になってゆっくり渡ることにしましょう.



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2010.09.03  線のパリ

ある日,電車(T3とT2)に乗った.
パリですら,電車の利用を考えているし,
着々と線を延ばしている.




環状に電車を展開しつつある.特にT3の統一したデザインは,簡素でキレイだ.メトロの終点各駅と電車の路線を繋いでいるので,バスや地下鉄との乗り換えが極めて容易である.

よく考えられている.というよりは,熊本の電車が何も考えていないという方が正しい.構想とは全体と細部を統一的に考えるとこだ.交通計画と都市デザインと構造の細部が相互に連動しているということだ.一体,誰がその全体を統括すべきなのだろう.アートポリスでは絶対無理です.

さて,ベルサイユ門で,T3からT2に乗り換えたことで,珍事が発生した.T3は市内にあるので,普通の切符で乗れるのだがT2は市外なので,ゾーン3の切符が必要だ,運転手に確かめると,市内用の一日券に一回券を足せばいいとのこと.乗り込むことは出来た.それにしてもT2は,国鉄の旧線を使っているので,町の裏を通る.落書きだらけでウンザリする.二度と乗る気はしない.

珍事は,T2の終点ラ・デフンスから町に帰るときに起こった.
ビジネス街の退社時間と重なったせいもあるのか,大量の人が自動改札を黙々と越えている.一日券を突っ込んでも,区間外ではじかれた(判っているけど一応挑戦).そうして当惑.すると,老人が,俺の券で入れという仕草をし,押し込んでくれた.2回関門を通過させてもらい,ようやくメトロの1番線にたどり着いた.言い訳がましく,「どうして通らなかったのでしょうか」と尋ねると,「ワシは知らん,が良くある」とのこと,彼はきっと,毎日のように,郊外に迷い込んだ観光客を助けているのだろう.

それにしても,ラ・デフンスまでは,市内にカウントすべきですよね.









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2010.08.31  宵のパリ

歩き過ぎて足が痛い.
夜,9時過ぎまで明るいので,
6時頃は,宵闇にはほど遠い,

しかし,仕事終わりの時間帯なので,
みんな思い思いに時間を過ごしている.
パリの北端にちかい.観光客はいないだろう.
ただし,この地区は,アフリカ系・アラブ系そして
中国系の人が多い.

それにしても,様変わりしたのは,
老いも若きもよく走ることと,
自転車通勤が増えたことだ.

そして,変わらないことの一つは,
みんなが映画好きなことだろう.

特に運河沿いは,素晴らしい.
私の大好きな「読書する女性」も河畔にいる.
心地よい風に吹かれ,カフェで
映画にが始まるまで待っている人も多い.
こんな場所にこそ,あるべき施設に違いない.


壁のネオンサインには,
「シネマ, 天使達はいつも君の側にいる」
というメッセージ.

若いころには,映画にどれほど励まされたことだろう.
映画に行きたくなってきた.



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2010.08.30  人のパリ

今日は嬉しいことが,四つあった.
パリは良いことのない町なので,
一つあっても,奇跡的なのに・・・

まずは,サン・ラザール駅の予約窓口
国際線の切符を買う.帰りはそのままパリ経由で,ナントへ直行の予定,つまり,往復と合わせ,三席の予約をするのだが,窓口のおじさんは,陽気なだけでなく,よく考えている.
「リールで乗り換えると,そのままナントへ行ける」とのこと.
パリでの面倒な乗り換えがなくなり,乗車時間も短くなり,料金も安くなった.「差額はあなたに,寄付します」といったが,通じたのかしら.

次に,夕方カフェで,グリンベルゲン・ビールを注文したら,「白ですね」と聞かれた.ノーマルより軽いとのこと.乾いた喉には最高であった.不機嫌この上ない女性だったが,支払いの時,ちっとした,ビール談義をしたが,笑顔は柔らかだった.

ホテル近くの雑貨屋で,大きなエビヤンを買った,先日,小さいのをホテルで買ったら,2.4ユーロだったので,1.9と表示してあったと思っていたら,1.09だったようだ.2ユーロコインを放り出して,ドアを出ようとしたら,わざわざ呼び止められたくさんの小銭をもらった.

一人旅には,こんなどうでも良い出来事が身にしみて嬉しい.


そして最後は何でもないことなのだが,6時に小さなレストランで食事をと思ったら,6時半まで待てとのこと,再び,ビールを飲みながら時間をつぶす,表のテーブルには,人が溢れ様々なアルコールを楽しんでいる時間.部屋の中には私一人なので,カウンターにいる女将さんをじっくり観察.よく働くひとだ.途中で娘に電話していた.ただし,聞いたこともない言葉だった.綺麗な響きが印象深かった.

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2010.08.26  石のバリ

にわか敷石マニアである.
数年前には,残地マニアとして,
パリをうろついていた.


歩道の水道管工事らしい,
まずは石を剥いで,また元に戻す.
手間ですが,息長く丁寧に町を使う.
町そのものが醸成していくのに石は必要.

次の写真は,新設された自転車道の縁石.
車道が2段ほど低い.
これで,車と自・歩道がキレイに区分けされている.

散歩にでれば,考えるネタも感じる契機も
そこここに,落ちている.

それにしても,パリは歩いて楽しい町である.

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2010.08.25  水のパリ

団体客用のホテルらしい.
何台ものバスが到着し,客を掃き出す.
そして,翌朝の食堂は大混乱.

8時に朝食をと思っていたが,大騒ぎだ.
係の男性に聞けば,6時半に来れば,
バゲットでもクロワッサンでもあるとのこと.
コーヒーカップも出払って,
「紙コップで飲め」と来る.

仕方なく紙コップを片手に,
ホテルを出て辺りを眺めると
そこにラ・ビレットの公園と運河が広がる.
思い思いの服装でジョガーが水辺を走っている.

そうそう,この風景が見たくて,ココを選んだのだから,
当分は,広大な公園も私のものだし,
水面の風景も眺めに行かなくてはなるまい.



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2010.08.24  車のパリ

ここから右に行けば,良かった.
しかし,運転手は左折した.そして,
迷子になってしまった.


市内は高いので,町はずれのホテルIbisに移動.
バスで鞄を運ぶ元気がなく,タクシー乗り場へ.
ネルソン・マンデラを若くしたような黒人運転手.
彼らは,イタリア人のように無駄口をたたかない.
まじめだ.

ただし,大まかな当たりしか付けずに出発した.
この工事さえなければ,恐らく,15ユーロくらいで着いたはずだが,
ついに市外に出そうになり,あわてて引き返しカーナビらしきモノをいれた,

「ココヲ ヒダリ」といわれても行けない,一方通行の上に迂回路なので,普段通りには行かないらしい.「クソ」「悪夢だ」とつぶやきながら,再び迂回の表示のとこらまでやってきて,今度は,右折した.

学習能力があるのか,急には進まず,ホテルの電話番号を私に確認した.ホテルの地図を切り取った紙は,既に二人のあいだを5往復している.今頃電話とは言わないでおこう.彼にも彼なりの流儀がありそうだ.電話しながらの片手運転で,ようやく,運河に出て,ホテルに着いた.

乗る前に,お互いに,「運河沿いのホテル」まで確認したのに,
近道をブロックされたので....

まあいい,すぐに支払いはせず,フロントに小林の予約は入っているかを確認した.ようやく,車から鞄をだす.

プロとしても自負はあるのだろうが,盛んに言い訳をする.
フランス人なら15しか払わんぞというのだろうな.
25の表示なので,その通りに払う.

珍しい,小旅行でした.映画を見るように,プロの壊れていく過程を眺めて,楽しんだ,そして,2500円でここまで来るとは,
パリのタクシーは安いと思う.

ちなみに工事は,T3の遠伸工事とか.
これについては,見学後報告予定.







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2010.08.23  雨のパリ

パリでも最近は激しい雨が降るように思う.

オペラ座の前を傘の一段が通り過ぎていく.
レ・アルまで来ると雨は上がったが,
熊本とは大違いで,秋の気配が濃い.

岡田のリクエストで,ついつい
「パリの石畳」を探すが,どこにでもあるので,
初日にして,既に,嫌気がさしてきた.

いずれ,掲載しますが,
やはり,石は天に向かって伸びてこそ
価値があると思う.




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2010.08.18  ミニ卒 広告編

錦帯橋を3次元スキャン! 錦帯橋を3次元スキャン!
日本測量協会の機関誌、月刊「測量」の裏表紙に(株)大建測量エンジニアの錦帯橋3次元スキャンが掲載されました。

ミニ卒 点群編』にて実施していただいた
錦帯橋の3次元スキャンが再び注目されました。
記事によれば
「夢のある世界遺産登録の手助けになれば」とのこと。

また、記事は
「今回のスキャンデータをもとに作られる3次元CGが、世界中の人々の目に触れる日も近い。」
と締められており、フランスでの先生の発表への期待が高まります。

錦帯橋チーム一丸となってこの思いに応えましょう。

記事全文はこちら


from 高尾篤志 comment(1)


2010.08.09  ミニ卒 集合編 

ここでも院試勉強! ここでも院試勉強!
小林研とミニ卒生で、ミニ卒頑張ろう会を開きました。岡田さんも駆けつけ、総勢17名が大集合です。

今回利用させていただいたのは「たつのこ」というお店で、京風町屋を思わせる落ち着いた雰囲気とおいしい魚料理で話も弾み、最初は緊張していたミニ卒の3年生も楽しんでくれたようです。

ミニ卒生は今までなかなかM1、M2と交流する機会がなかったのですが、これからみんなで気持ちを一つにして錦帯橋プロジェクトを頑張っていくためにも良い機会となりました。

江頭、高橋は来週に院試を控えており、ここで充電もしっかり済ませたようです。頑張ってください!

そして幹事の江頭君お疲れ様でした。今度こそ餃子が食べれるように、次回は私が頑張ります。

ミニ卒も更に波に乗せていきましょう!

from 杉原浩実 comment(0)


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