空間情報デザイン研究室
空間情報デザイン研究室 小林一郎
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2008.08.15   アムステルダム・ロッテルダム



8月14日(曇り)
午前中移動。Solex はすでにパリに送った。ホテルに入り、荷物を広げ、鏡を見る。髭も伸びているが、髪も目立ち始め、白髪がやけに気になる。少し抜いたりしていたら、1時間経っている。有線放送かラジオの曲がどこからか、流れ続けている。知らない曲ばかりだったので気にしていなかったら、 On the beach が聞こえてきた。秋のような陽気が続いていたので、忘れていたが、今は夏の盛りだ。真夏の海岸を思い出して、元気が出る。

目指す斜張橋のある場所を、フロントで確認。40km以上ある。この時期郊外行きのバスは本数が極端に減っている(10分なら行く勝ちはありそうだが、一日仕事にする程の橋ではない)。タクシーは考えもしなかった。いっぺんにやる気をなくす(賢明な即断ともいえる)。町を歩く。

港をぶらついていると、観光船が出ているのに気づき、乗る。船上より、見慣れたライン河のキロ程(水源からの距離?)、1001を発見(ローレライの岩が確か555であった)。ここが終点であることを知り、感慨ひとしお。7月30日にストラスブールから始まったラインの旅の終わりである。

夕方、入ったレストランが、これまた魚料理の専門店で、目をつぶって頼んだ料理は、3種類の魚のフライ(ミックス・フライ)、お腹だけ満たすが、少し足りない。朝方、音楽が流れてきたpubの様な店があったので入る。いわゆるオープンな居酒屋(フランスやスペインのカフェ)ではなく、ドアーの向こうにカウンターがあり、奥にビリアードの台がある。テーブル席もあり、ジューク・ボックスから楽しげな曲が流れている。女性客は少ない。

若い男が近づいてきて、ビリヤードをしようと英語で誘う。学生時代に2,3回やっただけなので、「できない」と断ると、「なら教えてやる」と言うことになり、四ッ玉を30分ほどやる。下手なので、酔客が、色々と口を出す。若い男が僕のことはそっちのけで、彼らと渡りあう。彼は無口で神経質なタイプなのだろう。港町の駅裏の酒の飲めるゲーム場が、明るく健全な場所だとは思わないが、周囲全体が何となく病んだ感じがする。大体、僕とビリヤードがしたいということ自体が変だ。そんな暇があったら女の子を探す方がずっと健康的だ。そうか僕自身が、健康的でないということか。


それでも、やはり、ラテンの国とゲルマンの国は違うと思った。あの年の天候のせいもあるかもしれない。陰鬱な北と明るい南。だから、みんな地中海を目指して南下してくるのだろう。これほど物資が豊富にあり、何でも食べられるのに、ドイツ人の食生活はドイツ風だし、オランダ人はオランダ風なのだ。旨いものをもっと食べればいいと思うし、ワインとかドンドン出してくれればいいのだが、なんか、飲む気になれない。ま、大好きなビールがうまい所なので、それはそれで不満はない。

事前調査で、オランダには、斜張橋が2,3あった。そのために最後にオランダに行くことになったが、2日間は結局、見聞を広めることに終始した。そうと判っていれば、絶対にベルギーに行ったはずだ。ジャック・ブレルがいて、バルバラも一時いたのはブリュッセルなので、行きたいと思っていた。ところが、この時点では、パリに帰ることしか考えていなかった。やはり、パリはどの町と比べても群をに抜いてすばらしいと思った。

On the beach という曲は The Beach Boys の曲だと思っていたが、記憶違いかもしれない。はじめは、邦題で「渚にて」と呼んでいたが、同名で全く関係ない映画(このほうが有名だった)とまぎらわしかった。いつからか原題で呼ぶようになった。この辺りの事を知っている人は教えてください。ついでに、チャド・ミッチェル・トリオの「ジョニーが凱旋するとき」は、古い民謡らしいが、反戦歌の白眉。彼らの歌も絶唱といえる。30年ぶりに聞く方法はないのだろうか。


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